ZOOM R12で同期演奏

長年ライブの同期演奏用に愛用してたZOOM R8が調子悪くなってきたので新製品のZOOM R12を購入してみました。

本番3日前に購入したのでまだ使いこなせてない機能もあるけど、現時点での同期演奏での使い方やR8との比較、感想をまとめてみます。

1. 気になった点

  1. R12の操作はタッチスクリーンがメインだが、文字が小さいので老眼には厳しい・・・(タッチペンを使った方がやりやすいかも)
  2. 電源ケーブルが短い。R8は2m程有ったのにR12は1m程と約半分。
  3. R8では使えてた48kHzのファイルが使えない。R12は44.1kHzのみ。
  4. 16bitのファイルだと変なノイズが乗る。24bitだと大丈夫そう。

という訳でR8とR12にファイルの互換性は無いです・・・。

特に3と4は大問題なので結局ファイルを全部作り替えました。

何故今どき48kHzが使えない? R8から退化してどうするの?

16bitだと変なプツっていうノイズが入るのも意味不明です。

どちらもメーカーに問い合わせ中したところ、3.は仕様、4.は原因不明との事です。

2. ファイルの準備

まずファイルを用意します。

R12の内蔵クリックも使えるけど音量が小さいので、クリックファイルの用意は必須です。

R12はモノラルのファイルも使えるのでクリックはモノでOK。ただしR12は8トラックしか使えないので(12って何の数字?)、クリックをモノにしたとしてもステレオファイルは3つしか使えません。

<注意点>

R12で使えるファイルはWAVファイル:44.1 kHz/16 bit、44.1 kHz/24 bitだけ!

48/24が使えないのは超不便。

さらに16bitのファイルを使うと何故か変なノイズが入るので実質使えるのは44.1 kHz/24 bitのみです。

変換には「えこでこツール」を使わせていただきましたm(_ _)m

音質を指定の設定を44.100Hz、24bitにしてファイルをドロップすればすぐに変換してくれます。

3. ファイルの流し込み

R12で使えるのはmicroSDカードのみです。

カードを入れてRECボタンを押しながら電源を入れたらフォーマットされます。

R12に内蔵HD等は無いのでカードが無いと何も出来ません。

データの流し込みはR12とPCをUSBケーブルで接続しても出来ますが、イマイチ不安定だったのでPCからカードに直接書いた方が良い気がします。

ファイルはカードのAUDIOというフォルダに入れます。

同じフォルダに入れるのでファイル名を「どの曲の何か」分かる様にしておく必要があります。

AUDIOフォルダに入れたらR12にカードを挿入して今度は普通に電源を入れます。

4. トラックを指定

44.1 kHz/24 bitのステレオファイルのクリックデータを流し込む例です。

タッチスクリーンのNew Project > Detailsをタップ。

Project Nameをタップし曲名など任意のプロジェクト名を入力しEnterをタップ。

TempoとTime Signatureは内蔵クリックを使わなければ関係無いので触らなくて大丈夫。

Bit Depthを24 bitにして、一番下のCreateをタップ。

画面が変わるので、トラック番号の1をタップ > Track Settingをタップ >  下にスクロールしてStereo LinkをONにして左上の < をタップ。
(モノラルファイルならStereo LinkはOff)

元画面に戻るので、トラック番号1の少し右側をタップすると上に Add Audio Fileが出てくるのでタップ > SD Cardをタップすると先程カードのAUDIOフォルダに入れたファイルが出てくるので、1/2トラックに入れたいファイルを選んで右の+をタップ > Enterをタップ。

この読み込み時間が遅い・・・4分程度の曲で30秒くらい掛かります。

Done という画面が出たら成功なので Close をタップすると元画面に戻ります。

この作業を続けていくのですが、例えば次に3/4トラックにオケファイルを入れたい場合、先程と同じ様に今度は3をタップして進めていきます。

この時の注意点はR12のSTOPボタンを押して再生ヘッダを曲頭に戻す事です。

これをしないとヘッダの位置を先頭にファイルが読み込まれるので、変な位置に入る可能性があります。

後で直せますが手間なのでヘッダを先頭に戻す癖をつけた方が良いです。

ファイルを入れ終わったら右上の歯車マークをタップ。

内蔵クリックは使わないので ClickをOffにします。

少し下に進むとOutput Routingがあるので、1,2トラックを Click に指定します。

これを忘れると外にクリックが洩れます。

<注意点>

ファイルをトラックに指定する時に英語のエラーメッセージが出る事が有ります。

幾つか種類が有りますがおそらくR12の設定とファイルの種類が合ってない事が原因です。

ステレオ/モノラル、16bit/24bit、44.1kHz/48kHzなどです。

5. 曲順に並べる

ライブで使う時は曲順に並べたいですが、この機能はR8に比べてR12が圧勝です!

Seq Play > New List を選んで Create からプレイリストの名前を任意に付けてEnterをタップ。

Done の下の Close をタップ。

+Add Projectをタップし追加する曲を選んでAddをタップしていきます。

左下のAZと時計マークは表示順をABC順とファイル作成順に変更出来ます。

曲を入れ終わった後、曲順を変更する場合は、右にある矢印をタップすれば自由に入れ替えられます。

左上の < をタップしトップ画面に戻ったら、使用したいプレイリストを選んで右下のPlayをタップ。

本体のPLAYボタンを押せば曲がスタートします。

一時停止する時は、PLAY・STOPどちらでも同じです。

次曲に進む時はFF、戻る時はREWです。

曲を再生してる状態で、曲が終わったら自動的に次の曲が始まります。

曲を繋げて演奏する場合、曲間の長さを調整するのは難しいので、長めの無音のファイルを各曲間に挟んでおいて、次曲を始めたいタイミングでFFボタンを叩くのがオススメです。

ちなみに再生やストップ、次の曲への移動などのタイムラグがR8はかなり大きくて使いにくかったんですが、R12はリアルタイムで動くので快適です。

あとR8はストップを押して再生を押すと毎回曲の頭から始まりましたが、R12は止めた所から再生出来ます。

6. まとめ

ファイルを作り直すのは少々手間ですが、仕込みきってしまえば使いやすいです。

慣れの問題も有るのでR8の方が良いという人も居ると思いますが、製造中止になった現在、中古を探してR8を買うよりはR12の方が良いのではないかと思います。

 

気になった事があれば随時修正してきます。

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